まさに、「ザ・山本一力」な作品です。文句なしに面白いです。
江戸に心から愛されている一膳飯屋がありました。知恵を使い、こころざしを捨てず、ひたむきに汗を流したおんなの生き方。直木賞作家の魅力あふれる細腕繁盛記。
江戸時代の庶民の話。いろいろな要素が盛り込まれていて、浅く読んでも深く読んでも面白そうです。
- 子供は親の背中を見て育つ
- 物事は一方の視点からだけでは分からない
- 商売のなんたるか(まぁ理想論的ではありますが)
- 自分という存在は、自分だけで成り立っているわけではない
まぁこんなようなことが、物語の中にうまく入っています。娯楽作品として読むもよし、何かを得るために読むもよしです。
あかね空が気に入った人なら、間違いなく気に入ります。
オススメです。
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