相変わらず、海外の小説は苦手なようだ。
いわゆるSFな感じです。
ニューヨークの小さなラジオ局で、ニュース・ディレクターをしているジェフは、43歳の秋に死亡した。気がつくと学生寮にいて、どうやら18歳に逆戻りしたらしい。記憶と知識は元のまま、身体は25年前のもの。株も競馬も思いのまま、彼は大金持に。が、再び同日同時刻に死亡。気がつくと、また―。人生をもう一度やり直せたら、という窮極の夢を実現した男の、意外な、意外な人生。
人生がリプレイされる。
タイムマシンを手に入れたが、戻れる地点は自分では決められない。元の時間にも、戻れなくなって無限ループを繰り返す。
これは辛い。
私自身は、人生をやり直したいと思ったことは多々ありますが、実際にやり直したいかと言うと・・ちょっと微妙です。「あそこでああしていれば」と思うことはいろいろあるので、実際に過去に戻ったら、とりあえずは要らないくらいの大金を手に入れるように手を尽くすはず・・。
この小説の中では、何人かのリプレイヤーが出てきます。何度もリプレイをするんですが、やっぱり最初のリプレイが「それらしく」なってます。
SFですが、SFは手段であって目的ではない。そんな感じの作品です。
私は海外の小説(正確には、海外が舞台で、外人の名前がバンバン出てくる作品。名前が覚えられん・・)が苦手なので、★は一つ減らしています。普通の人なら、もっと入り込んで楽しめると思います。
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