久しぶりの伊坂幸太郎さん。
無実の罪を着せられた男と、その友人たちのお話。という感じです。
いきなりずんどまり状態の主人公。過去とビートルズを絡めながら、物語は進んでいきます。ジェットコースター的?なエンターテインメント小説です。
主人公は、「伊坂さんてこんな人なんかなぁ・・」と思わせるような、いつものタイプ。
周りには変な人から普通の人が居たりして、主人公の薄さをカバー。
いつもの感じ。
ですが、それがやっぱりいいんです。
どんな危機的状況にあっても、どこか「大丈夫だろう」と思わせてしまう作風です。ハッピーエンドなのかどうかはなんともいえませんが、楽しめました。
読者の「こう展開してほしい」を軽く裏切ったりするたり、なかなかニクイ感じでした。
オススメです。
そういえば、今回は他の作品のキャラクター出なかった?
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