関ヶ原の戦いのみを取り上げた作品は、これが初めてだったりします。
まぁ、司馬遼太郎という作家の作品を読む限り、そんな感じなのは多いんでしょうけど・・・。
今後超大作を読むために、長いのに段々と慣らそうとしています。
著者の意図とか、巻末の解説はあまり読まない私なので、読んだ後の見解が的外れなのはよくあるんですが・・・。この作品では、「日本最大の戦が、いかに謀略と個人の性格で動いていたか」が分かると思います。
「んなアホな!」という感じの行動や、「もうちょっとこうすりゃいいのに・・」とかいうのばっかしです。記憶が曖昧ですが、ドイツかどこかの戦略家(軍師的な人?)に関ヶ原の戦いの配置を見せたら、即答で西方が勝つと言ったとか・・。この作品でも、「あと一息なのに・・」という感じになっています。まぁ江戸時代というのを考えると、言葉は悪くても結果オーライというほかないですが。
それぞれの武将の個性が小さなエピソードでしっかり描かれていて、どこ出身の人でもちょっとは「お、うちの地元♪」みたいになるんじゃないかと・・・。長曾我部盛親の活躍が・・・少ない!
まぁいいか・・・
少々長いので、根気が必要です。
ってまぁ、他にも長いのはかなりありますが・・・。
しかし、司馬遼太郎作品は歴史小説の定番なので、★をつけづらい。
重版90ってすげぇ・・・
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