環境問題の真実、かもしれない。
私はこんなんでも一応、「地球にやさしい地球人」を目指しています。ただ、自分が進んでやりたいと思う範囲だけ、というレベル。いえ、もっと低レベルですが。
やっていることは、my箸、my買い物袋、とかそんな程度です。単に、my箸という小道具が好きで、話のネタになる。というのと、レジ袋ゴミがウザいので(また、チャリに不向きなので)、袋が欲しいとき以外は自分の袋で持ち帰っているだけ、なんですけどね・・。
スタンスとしては「自分の都合よくやって、それが何か(いわゆる善行とされるもの)に貢献していればまぁOKでしょう」というだけなんですが・・。
しかし、ちょっと昔にあった「交渉人」という映画のセリフのごとく、一つのトピックに対して一つの意見しか頭に入れないのは絶対にイヤなので、アンチ環境運動系の本を探していたんです。
ちょうど今、他の「環境問題ってどうなのよ~」ってな感じの分厚~い本を、ヒマな時間(要するにトイレタイム)で読んでいるんですが、どうも訳本は捗らず、雑誌に手が伸びる。というわけで、簡単そうな情報に飛びつくという愚民的手法に出ました。で、この本↓を読んだ。
売れているようです。たかじんの番組で取り上げられ、一度ベストセラーランキング上位に上がって人目につけば、そこからはガンガン売れていくわけです。本屋では、一度ランキング上位にいけば「今、売れています!」とか「ベストセラー!」なんてPOPをつけたり、版元も強気の帯をつけられるってもんで・・。
で、内容なんですが、「驚愕の!」というほどのことはありませんでした。ダイオキシン以外は。でも、何も考えない情報鵜呑み型の方にが驚愕の事実のはずです。数年前の私なら、多分「うげー、だまされたー!」なんて思っていたはず。
- リサイクルというのが、実際はどうなのか。
- 民から官へ事業が移るということはどういうことなのか。
- (意図的であれなんであれ)誤報がもたらす結果は何なのか。
- 本当の"環境問題"は何をテーマにするべきなのか。
この辺のことが分かりやすく書かれています。良書と言っても問題ないと思います。
特に共感したポイントは、「食料自給率」について言及している部分。諸手を上げて賛成です。国を支えるのは何なのか、ちゃんと考えている方だと思います。
といっても、コレだけを読んで「なんだ、じゃ今までやってたことが無駄なら、何もしなくていいんだ」なんて思うのはまさにアホです。ちょっとは考えなさい、ってなもんです。
いい本です。この本がベストセラーになったことで、何かが変わったりすると嬉しいもんですが・・、さて。
この本に引用されているデータって捏造されてますよね。
著者は科学者として本当に信用できるのでしょうか?
PETボトルリサイクル推進協議会
http://www.petbottle-rec.gr.jp/syoseki/index.html
投稿情報: これ良書なんですか? | 2007年7 月18日 (水) 11:21
これ良書なんですか?さん
はじめまして。私の感覚で申し訳ないのですが(そういうブログですので・・)、良書かどうかの判断基準は「正しさ」とは限りません。データが正しいかどうかは、読んだ当人が(これ良書なんですか?さんのように)調べればいいことで、本に書いてあることを鵜呑みにするような人には何を言っても無駄だと思っています(一定の結論を出すには、せめて、賛成と反対の両方の本は読まないと・・と思っています)。記事本文にもあるとおり、考えるきっかけとして役に立つであろう良書、と思いました(と、書けば良かったんですね)。
投稿情報: ブログ管理人arukakat | 2007年7 月19日 (木) 21:01