個人的にハズレの少ない作家さんです。新作が出ていたので、シリーズの1作目となるこの作品を読んでみました。
”ハードボイルド”
解釈がよくわからんのですが、あまり好きな部類ではないかもしれません。私にとっては「酒、タバコ、女、トラブル」というのがセットになるイメージです。好きな人は好きなんだろうな・・くらいなもんです。
主人公はハードボイルドをこよなく愛する私立探偵。ルパン三世のような人物で、見た目は次元大介というのがまぁベタなイメージですが、どちらも当てはまらない感じでしょうか。頭は悪くないが、間は抜けている。そんな主人公です。
基本的には軽くて笑える作品です。動物探しがメインなので、そのへんもまた・・。
ハードボイルドを体現しようとするも、なぜか裏目に出て行く主人公。その辺はかなり好きです。
シリーズ化するなら、確かにこの作品の主人公のようにキャラ立ちしている方がやりやすいのは確かではあるか。
個人的には、可もなく不可もなく。
コメント