スポーツ小説は面白い。
ただ、それは自分がそれなりに深くやったことのあるスポーツがテーマなら、別。
と思っています。
が、この作品はサッカー好きにも好評らしいです。確かに面白かった。
私はスポーツを「戦術分析」として観るのが好きです。野球だろうと、サッカーだろうと、アメフトだろうと、チャリンコでも同じです。戦略モノのゲームが好き(上手いかどうかは別)なのも、このヘンの性格が出ているのでは・・。
しかし、サッカーはあまりにも流動的(ルールもアバウトだし)すぎてあまり好きではないです。ただ観るだけなら好きな部類には入りますが・・。しかし、小説は面白かった。
単に小説としてなら、『01-02』が一番面白いと思います。他はかなり出来すぎな感じで、ある種のファンタジーのような。まぁそこがいいんでしょうけど。あまりリアルにすると、日本の微妙なサッカーの前ではつまらない作品にしかならないのは明白です。
この作品は、著者の遺作という位置づけになっています。
著者としては、この先の展開もいろいろ考えていたようで、まだまだ先があるように書かれています。次のテーマは「ケガ」だそうな。
次の作品が読みたいですね。ケガはスポーツ小説のネタとしてはかなり難しく、面白そうです。
と言っても、もう龍時の続きを書く人はいないわけで・・・。ここまで書ける人なら、自転車レース関連(ロード・MTB・シクロ問わず)の作品を読んでみたかった。
残念としか言いようが無いです。
本当は★5つといきたいんですが、いろいろ残念なのでで4つで・・。
サッカー好き、スポーツ小説好きなら読んで損はなし。
僕も『01-02』が一番好きです。
記述されている内容が現実味があって、
スポーツニュースの情報に踊らされているサッカーファンにぜひ読んで欲しいと思える作品です。
(僕も踊らされている一人ですが)
02-03は話が出来すぎなので、ちょっとがっかりしました。
投稿情報: テラ | 2008年1 月13日 (日) 09:51
レス遅れました、メッタにチェックしないので・・。
02-03は確かに出来すぎですね。さすがにそこまでうまくは行かんだろ!とか思いました。
なんか、そのまんま少年漫画に使える感じです。マンガって、高校生世代が世界最強なのが当たり前だから・・。って思ったら、マンガ化されてますねぇ・・。
投稿情報: arukakat | 2008年2 月 6日 (水) 22:33