相変わらずの上杉家好きなんです・・。
★4つは、直江兼続好きと上杉家ひいきで+1ということで・・。
いわゆる史実を描く歴史小説である限り、筋は誰もが(というわけでもないが)知っているということになります。ということは、登場人物のキャラクターをどれだけ魅力的にするか、出来事の細かい部分の描写をどう描くか、ということがメインになる・・・ように思っています。
直江兼続は、やはり上杉景勝とセットになります。
この作品での景勝・兼続はかなり魅力的で(もちろん主人公ですから・・)、面白かったです。
しかし、何度この二人の物語を読んでも、歴史のifというか「あの時、関ヶ原に行っていればどうなったか」を考えずには居られなかったりします。江戸時代あっての現代といえど、個人的な好みでは徳川家はちょっと好きにはなれなかったり(しながらも、江戸時代の時代小説も好きですが)。
そんなわけで、まぁ普通に面白いです。直江兼続ってどんな武将だったん?と思う人には勧められる作品です。ただ、物語そのものだけではなく注釈がそれなりに入るので、それがイヤな人にはちょっと・・・かもしれません。私はあまり気にしないんですが。
直江兼続は、やはり平和な時代に指導者として出てくるべき人材だったのでは、と思います。
もちろん、徳川政権下の米沢での活躍はあったんですが。
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