なんやかんや、最初の「チームバティスタ・・」が面白かったので、買ってしまう。
が、これで最後にしようと思った(譲ったとしても、もう一作で最終決議)。
この作品単体で言うと、「チームバチスタの栄光」くらいのオモシロさはあります。なので、海堂さんファンにはおすすめできる作品だと思います。
なぜ私がこの作品を読んで、「もう最後にしよう」と思ったか・・。
ダメなんです。もう、いちいち登場人物にあだ名をつけているのが。メインとなる何人かにあれこれあだ名がついているのは分かります。キャラクターが濃い登場人物につくのも分かります。しかし、ほとんど全ての登場人物にあだ名がついていて、いちいち読み替えるというかなんというか、面倒くさい。
勝手な想像でしかないんですが、どうも「あだ名をつけて呼ぶことがかっこいい」と思ってるんじゃないか・・・なんて思ってしまいます。私には合いません。医療の現場が伏字だらけのヒソヒソトークばっかりで、あだ名をつけて本人にバレないようにウワサ話をしなければいけない社会だったとしても、私には合いません。残念ながら・・。
登場人物がやたら頭の回転がいいのも、どうもダメです。ま、これは推理小説とかにありがちではあるんですが・・。
作品単体としてはいいと思いますが、ダメでした。
一度気になると、あだ名が出てくるたびにイライラしてしまうので・・。登場人物だけでなく、建物やらセクションにまでいちいちあだ名を・・・・・ああもう!
コメント