やっぱり、奥田さんは私に合うなぁ・・。
ここ数年は外で遊んでいる私ですが、今も基本的にはインドア派です。家が好きです。
この「家日和」、「家」をテーマにした短編集です。
主人公は主婦だったり主夫だったりサラリーマンだったり作家(誰だ?ハハハ)だったりします。私は、かなり主夫向きなタイプだと自負していて、”男の趣味の部屋”とかそういったものもかなり好きです(実際、そんな部屋が理想ではある)。そんな私としては、この作品は共感する部分が多くて、かなり入り込んで読めました。
なんて書いてますが、ここは奥田さんの技量がかなり大きいはずです。読みやすく、温かみのある物語。重松清さんとかもそうですが、立場の違う人の気持ちがなぜここまで書けるのか・・・・・なんて思ってしまいます
売れているのもよく分かります。オススメです。
嫁さんに支配されていた部屋を、自分の部屋にどんどん作り変えてしまう男の物語があります。これに出てくるいろんなアイテム、男にはかなりグッとくるものがあると思います。
この一編が印象に残った人は、同じく奥田英朗さんの「東京物語」を読んでみてください。
多分、気に入ります。家日和、奥田さんの作品では、今のところこの「東京物語」、そして「サウスバウンド」に次ぐお気に入りです。
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