秀吉の枷・・・とは一体なんだろうか。
という風には、前作の『信長の棺』を読んだ方なら思わなかったはず(それが正しいかどうかは分からんが)。
上巻は、その『信長の棺』を秀吉視点で描いた作品。下巻は、上巻で行った行動が枷となってさぁ大変な秀吉を描く。前作を読んでいれば、いろいろ楽しめる。が、読んでいなければ、前作よりもこちらをミステリーとして楽しめるかもしれない。刊行順に読んでしまったので、なんともいえない・・、でもそんな気がする(なんか無責任)。
上下巻に分かれていて、それそれが前作と同じくらいのボリューム。にしては長く感じなかった、が、それが良いことなのかどうかはよくわからない。2つ併せて3000円を超える物語。そう考えると、読書趣味も金かかるねぇ・・。
お気に入り度はもうちょっとで4つ、の3つ。といきたいところでしたが、自作(完結編?)として明智光秀編があるという・・・。これは期待!ということで、4つに。
著者が創作よりもビジネスの世界に居た人ということで、いわゆるサラリーマンには読み応え抜群だと思います。
自分の人生は、なんとかかっこよく終えたいものです・・・。
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