日本一周中、最大の収穫?と言っても過言ではない、「俺、時代小説も読めるやん」という事実。
というわけで、初の時代小説が個人的に大ヒットだったので、それ以来すっかりハマっております。
最初に読んだのが藤沢周平さんで、そして「蝉しぐれ」で良かった・・。
もう何も言うことは無い。情景描写の美しさ、立ち回りシーンの緊迫感、藩の政治に絡むミステリーな要素、純愛小説的な要素、etc....。余計なものも足りないものも無い。「藤沢周平の最高傑作」なんて言われるのも分かる。
読んで損はなし。「時代小説はちょっとね・・」なんて方は、この作品でまずは藤沢周平の世界へどうぞ。
ここまでハマっていながら、日本一周中に山形で藤沢周平ワールドを満喫しなかった(すっかり頭から消えていた)ことがとにかく悔やまれる。が、また日本一周やるので、まぁ気にはしていない。
映画も観たいところですが、それはそれで期待しすぎて・・・ってことになりそうで、未だに踏み出せずに居たりする。それくらい、いい作品です。
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