隠し剣 秋風抄。『武士の一分』の原作である、「盲目剣谺返し」が収録されている短編集です。
文句なしで五つ星。
全部で9編ありますが、最後の一編(盲目剣谺返し)だけで他のを忘れてしまうほど、強烈でした。いやもう、「なんてニクい終わり方なんだ・・・」て感じでしたね。たまらんです。
ひょっとして、藤沢周平さんの作品は、短編のほうが面白かったりするんかな・・とか思ってしまうほど、見事でした。やられました。
なぜかAmazonで売っていないので、セブンアンドワイのリンクをはっつけました。
これ読んでいると、「なんか俺も必殺剣とか欲しいわー」なんてアホなこと思ってしまう。自転車乗りの必殺技・・・、なんだそりゃ。字のままでいけば、「必殺技 集団落車」か?
このほんは、沖縄から鹿児島へ帰るフェリーで読みました。船内に24時間、長かった・・。しかし、そこで奄美以来で再開したある方と3時間くらい話をして、とにかく楽しかった。
そのとき読んだ本ですら、記憶を引き出すきっかけか。ありがたい。
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