劇団ひとり・・・。
なんで小説なんて書いてんの?って感じなんですけど、気になって読んでみました。
帯には、恩田陸さんが
「ビギナーズ・ラックにしては上手すぎる。あと二冊は書いてもらわなきゃ。」
なんてコメントを寄せています。
私のイメージとして、「劇団ひとり」はコンプレックスの塊のような人や、ズレている人を演じる芸人(という体裁の劇団)です。この作品に出てくる人物は、まさにそんな「劇団ひとり」が演じるような人物ばっかりです。ネタよりもちょっと現実味がありますが・・・。
ちょっとした仕掛けも、「よくできてるなー・・」なんて思いながら読みましたが、本職の作家さんならどう思ったか。正直言うと、「劇団ひとりが書いたからいい評価にしたい」という感じですね。いやでも、よくできてて面白いです。「芸人が片手間で書いた本なんか・・・」なんて思わずに買ってみるのもアリですね。
例えばこの作品が新人作家のデビュー作なら、「次に期待してしまうなー」なんて思うところなんですけど、芸人を頑張っていただきたい・・。面白い小説は作家さんに任せて、芸能活動の方をヨロシク!ってな感じです。
まぁそれにしても、よくできてるな・・・。
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