『ミゲル・インデュライン』C・ラボルド

ミゲル・インデュラインといえば、前人未到（当時）のツール・ド・フランス５連覇の、「太陽王」。

グレッグ・レモンが好きな私としては、ちょっと悔しいというか「強すぎる！」という存在。

その昔、小学生の私がNHKで観ていたツールでは、サイクルキャップ姿でいつも冷静で、そして強いインデュラインが勝ってました。「レモン、遅れている！」な感じのナレーションを聞きまくっていた・・・。いやもう、べらぼうに強いんですよ。ランス・アームストロングと比較しても（まぁ時代がちょっと違うが）、ランスのそれと変わらないくらい「強すぎる！」なんて思われていた存在です。

ただ、ランスと違うところといえば・・・、ファンも主宰者もインデュラインにちゃんと尊敬の念を持っていたような感じがあります。ランスは嫌われすぎですねぇ・・・。走りは似ていても、それくらいキャラが違う。

ミゲル・インデュライン

posted with amazlet on 06.03.28

クリスティアン・ラボルド 三田 文英
未知谷 (1996/06)
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この本でも、寡黙なインデュラインの性格を構成している要素がいろいろ出てきます。産まれた土地の人の特色やら、「落ち着いて（トランキロ）」としつこいくらい出てきたり・・・。

まぁそれはいいんですけど、インデュラインが妖精だの熊だのと会話をしてしまうという構成、ちょっとついていけんかった・・・。「『グレッグ・レモン』サミュエル・アプト著」みたいにインタビュー集みたいな構成のほうが読み易い。

ん？ひょっとして、インデュラインがあまりにも寡黙だからこんな構成なのか？

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