また仙台へ舞い戻るは旅人メッセンジャー、使命をはたさん。
二日前に思い出した、旅人メッセンジャーの死命?使命。仙台へ戻らねばならぬのだ・・。仙台へは峠を登って下って白石までいき、そこからひたすら北上。二日前に走ったルートを、まさに逆走するだけのことだ。
が、雨。
一度走った道を戻る。それだけでも旅人にはかなり辛い。プラスの雨。峠を下ると、ひたすらの雨。反対車線に旅人らしき人が走っていたが、手を振るだけで止まって会話するような気持ちにもなれず・・。七ヶ宿を過ぎ、白石を過ぎ、さらに北上北上。
「あ~、ちょっと前にみた景色・・・」あの時も天気悪かったな~。
という感じで、気持ちは乗らないまま、なんとか仙台近くまで到着。すでに夕方・・・、さすがに進みが悪い。
気持ちは沈みつつあったが、手紙の受取人であるMさんととりあえず会い、手紙を渡す。Mさんの仕事後にまた再会することにして一旦別れる。風呂に入りなんとか気持ちも復活してきたか。
仙台入りし、「仙台てタワーが2つあんのね・・」なんて思いながら、あと5,6時間をどう潰すか悩む。金は使いたくないが、本を読む明かりと雨の寒さをしのぎたい。コインランドリーへ行ったりコンビニで雑誌を買ってひたすら読んだり(タダ読みはしません)、ん~なにやってんだ俺・・。
手紙を私たMさんと再会、そしてウワサのMさんカレーを食す。作っているところを見ていても、特別なにかをしているわけでは無さそう。だが、なぜか異常にウマい。どういうことなんだ・・・。キノコが得意ではない私に、あれだけの量をキノコを食わせるとは、まったく恐ろしいカレーだ。
Mさんちは、リアカー日本一周の隆作さんやその師匠?も泊まったことがあるらしく、いろいろ話を聞いたりして過ごした・・というか、再会時に12時過ぎていたんで、私は半分寝ていた。3時?くらいに就寝。雨の日に泊めてもらうと、本当にありがたさが身に染みるもんです。雨が降ると、心細いし寒いし濡れ鼠だし・・といいことは特に無い。単に生活しているだけなら楽しむ気にもなれるが、自転車や徒歩の旅となるともう敵でしかない。
ま、雨の方が映える景色もあるんですがね・・。
そんなわけで、微妙なテンションで一日が終わる。
また会いましたね、仙台。仙台はそう、昔の彼女の故郷だ。もうどんな顔かも忘れたが。
すでにかなり懐かしい、2006年9月12日。
走行距離:109.80km
走行時間:6時間4分40秒
平均速度:18.0km/h
最高速度:56.5km/h
積算距離:10802km
あれからもう3ヶ月。実は、日曜日にMさんと再会予定だったりします。Mさんはこっち方面にアレがコレで、たまに来るらしいのです。いつものとおり、旅を共にした帽子を忘れてきてしまったので、届けてもらいます。いやもう、1000yenくらいのどうでもいい帽子(ニット帽みたいなやつ)なんですけど、やっぱり思い入れはあるので・・。ありがたい限りです。
旅は出会いの連続。
ただの思いつきながら、旅人メッセンジャーやって良かった、と思うことは多かった・・。
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